こんにちは!てつです!
2020年12月13日に伊豆半島で開催されたトレイルランニングの大会
”伊豆トレイルジャーニー(IZU TRAIL Journey; ITJ)”
に参加してきましたー!!!!!
日本代表選考レースの対象にもなっている本格的なトレイルレース
開催中止となる大会がたくさんある中、開催に踏み切ってくださった関係者の方々には本当に感謝です
そんな伊豆トレイルジャーニー2020(以下、ITJ)の参戦記録(概要編)です!
”感想編”はこちら
伊豆トレイルジャーニーについて
大会の概要
ITJは”伊豆”という名を冠している通り伊豆半島で開催される大会
70kmと26kmの2つの部門で開催され、私は前者の70km部門(以降、70K)の方に参加しました(コース整備の関係で実質は66kmに短縮された)
70Kは伊豆半島南西部の松崎町にある松崎新港をスタートし伊豆半島を北上し、伊豆半島中部の修善寺をゴールするコースとなっています
ちなみに70Kの参加資格の1つには”30km以上のトレイルレースの完走実績があること”があるので、別の大会での出走実績が必要となります
極寒トレイルになるかも?
12月中旬に開催されるということで、非常に寒くなる可能性があるため防寒対策が非常に重要になる大会です
最高標高地点は1000mくらいですがコース中盤以降は稜線上を走ることになるので、見晴らしが良い分、風が吹いた時は直接吹きさらしにあってしまいます
2017年の大会では雪が降り積もる中での開催、2019年は好天のポカポカ陽気の中での開催
果たして2020年はどうなることやら・・・
私は防寒対策でフリース(のようなもの)を購入しました
4つの”レス”で持続可能な大会を
- プラスチックレス(Plasticless)
- ペーパーレス(Paperless)
- キャッシュレス(Cashless)
- ボーダレス(Borderless)
”持続可能な大会:Sustainable Journey”というポリシーのもと4つの”レス”を謳っています
そのため、マイカップが必携品になっていたり、大会パンフレットやスポンサーのビラ配布が無いなど一般的な他の大会とは違った志向があります
受付でナンバーカードと一緒に入っているビラはいつもいらんな〜と思っていたので嬉しい限り!
アウトドアエキスポという物販では全店キャッシュレス対応していて現金少ない派の私にとっては非常に助かりました
ボーダレスについては、2020年大会では海外選手の参加なしだったので無関係でしたが、多言語対応していこうという方向性のようです
開催までの流れ
前日受付
大会受付は前日の土曜日に行われます
場所は三島駅のすぐそばにある”楽寿園”という庭園
受付当日は12月12日だったのですが紅葉がうっすらと残っていて、紅葉ピーク時は真っ赤に染まった景色を見せてくれそうです
受付では装備品チェックとナンバーカードと参加記念品の配布が行われます
装備品チェック
ITJは極寒の中を早朝もしくは夜に走る可能性があるので、防寒着からライト、いざという時のエマージェンシーシートなど全部で21項目の必携品が細かく指定されています
この装備品を持っているかの確認も受付時に行われます
てっきり必携品は全て確認されるかと思ったのですが、実際に確認されたのは4つのみ!
- レインウェア(上)
- ライト×2個
- ザック取り付け用ライト(後方から視認できるもの)
- 手袋
大会側が重要と判断したアイテムですかね?
必携品は全て1つにまとめていたので肩透かしをくらってしまいました・・
ちなみに装備品チェックが終わったら、スマホの受付画面にハンコが押されます
(受付画面の上から機器を押し付けたら、”装備品確認済”の印が押される不思議なアイテムでした・・・)
アウトドアエキスポ(物販)
受付の側では、スポンサーとなっているショップやブランドの物販が多数行われていました
もし必携品がない!忘れた!という場合はここで購入ができるので大丈夫!(とはいえ準備しときましょうね)
ノースフェイスやさかいやスポーツ、パワースポーツ(エナジージェル等の販売会社)など15店舗ほどが出店していて、お得な商品がたくさんありました
私は以前から気になっていた”OLENO”というスポーツソックスブランドの5本指ソックスを購入しました
トレイルのアスリートもアドバイザーに入っているようで勝手に信頼しています
靴下に配置されたグリップが非常にしっかりしており、靴内部での揺れを防いでくれそうです
写真
スタート地点までは大会バスで楽々アクセス
受付会場は三島駅だったのですが、スタート地点は伊豆半島南西部の松崎町
松崎町には電車も走っておらず、ワンウェイレースでスタート地点には戻ってこれないので、バスでの移動がメインになると思います
そのため、大会参加者のためにバスが3種類用意されています
- 三島駅から松崎町へ(前日)
→前日にはスタート地点入りして松崎町で宿泊する人向け - 修善寺から松崎町へ(前日)
→ゴール地点から車で帰りたいという人向け(車は修善寺に置いておく) - 三島駅から松崎町へ(当日早朝)
→前日は三島に宿泊し、当日早朝に移動する人向け
私は三島周辺の方がコンビニ等が充実していていざという時に安心なので3のプランで会場入りしました
前日に松崎町に宿泊する場合、伊豆半島で駿河湾のサンセットが臨めるのでそちらも楽しそうです(この方が観光ぽいのでそっちにすれば良かったと思っている)
走って・富士山見て・階段登る
実際に走ってみた感想・実況などは別の記事で描いてみようかと思うので、ここでは70Kのポイントになると感じた3点だけご紹介!
ロード・林道の区間が3割くらい
私が参加した70Kは距離66kmに対して獲得標高は3120mなので、距離の割に登りが少なめ
その理由の1つにロード・林道区間が多いということがあります
特にレースの序盤から26km地点のこがね橋エイドまでは、ロード・林道区間が長めとなっています
体力もまだ残っている段階なので例のごとく飛ばしすぎには注意です
後半の58km地点だるま山高原レストハウスからゴールまでは下り基調のロード・林道となるので終盤に足を残しているかどうかでタイムも大きく変わってきそうです
富士山を望む稜線走り
ITJの名物といえば富士山を目の前にどーんと眺める見晴らしの良い稜線!
41kmの仁科峠エイドの手前くらいから54km地点の達磨山までは、自分が走るトレイルと目の前の富士山が重なって非常に美しい景色でした!
笹薮?のようなトレイルとなっているので、見晴らしがよく開放感あふれるトレイルとなっています
天候によっては富士山が隠れてしまうのですが、2020年は天気にも恵まれてはっきりと望むことができました!
ちなみに稜線沿いなので強風が吹くと寒いのでそこは要注意ですね
41km仁科峠以降の木段
きれいな景色が楽しめます!
と言った手前ですが、この笹薮のアップダウンは木段が中心となります
そのため、見晴らしはよいのですが木段を登って降ってを繰り返すためレース中盤以降の足にダメージが・・・
まぁITJの飴と鞭といったところでしょうか(笑
コロナ禍での開催ということ
2020年はコロナ禍ということで例年と違う点がたくさんありました
- 前夜祭やスタート・ゴールでのイベントなし
- ブリーフィングはオンライン
- 大会前後2週間の健康チェックシートの提出
- 検温
- 選手・関係者以外の立ち入り禁止
- ウェーブスタート
- などなど・・・
12月は全国的にも感染者が増えてきているタイミングだったので、直前まで開催されるのかどうかはらはらしていました
無事に大会が開催されたことはいち参加者として非常に嬉しく思いますし、主催者側は非常に苦労されただろうなと想像します
ロード・トレイルを通して1000人以上が参加するマラソン系のイベントはあまりなかった(初めて?)と思うので、このITJを通じて感染者が発生しない、という実績ができれば今後の大会のベンチマークにもなるのかな?
出走率・完走率はいずれも9割越えだったようで日本中のランナーが私と同じように大会を待ち望んでいたんだなぁ・・と改めて感じました
さいごに
コースとしてはアップダウンがそこまで激しくもなく、初めてのミドルレースには最適なんじゃないかなと感じました
私にとっては初めてのミドルレースだったのですが、2020年大会は天候にも恵まれて非常に楽しく走ることができました!
もし気温が低かったり天候不良の場合は非常にハードな環境でのトレイルランとなるので、違う一面を見せてくれそうではあります・・
伊豆というとアクセスが悪そうに感じますが、大会側でも様々な手配をしてくれるので思ったよりもアクセスハードルは低いです
私はレースの日は念の為宿泊しましたが、その日のうちに大阪帰れるくらいの日程でした
来年も開催される?と思うのでぜひ参考にしてみてください!
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